自分に合ったライフスタイルを送りたい方にとっておすすめなのがフレックスタイム制度のある会社への転職。フレックスなら朝の満員電車を避けたり、夕方にフィットネスクラブにいったり、資格の勉強をしたりなど自分磨きをすることも可能です。フレックスタイム制については、こちら【フレックスタイムって何?】にも詳しく書かれています。
しかし、意気揚々とこの制度のある会社に転職できたはいいもののある心配事に悩む方も多くいます。その心配事とは「残業代が出るかどうか」です。フレックスタイム制度だと一日の所定労働時間が決まっていないから残業代が出ないと思われている人もいますが、実際のところどうなのでしょうか。
結論から言えば原則的に残業代は発生します。そもそもフレックスタイム制度とはある一定の期間(たとえば一か月)で所定の労働時間を設けてその期間内の始業時間と終業時間を労働者にゆだねる制度です。そのためたとえば一か月の所定労働時間が160時間の場合、一か月に170時間働くと10時間の時間外労働が発生したことになり、その時間分の残業代がしっかりと払われます。
ただし、フレックスタイム制度と並行して「裁量労働制度」や「みなし残業代制度」などの制度が導入されている場合そうはいきません。裁量労働制度では労働時間ではなく成果に対して報酬が支払われるため残業代はゼロです。一方のみなし残業代制度では、一定時間を残業するものとしてすでに給料に含んでいますので、企業が定めたみなし残業時間を超えれば残業代が発生します。