通勤や帰宅の時間に余裕が無いばかりか、それによるストレスが仕事にまで影響を与えて本来の実力を発揮出来ない様になると、そもそもその会社のロケーションが自分にとって最適なのか今一度考えてみることが先決です。出来る事なら早いうちにその不満を解消出来る会社に転職するという方向性も視野に入れるべきです。

現実的には転職自体成功例が難しく、それだけで相当の犠牲を払わなければならないのがこの国の痛いところです。しかしそもそも自らの健康体があってこその仕事であることを考えれば、背に腹は代えられません。

そこで候補となるべき転職先をどう探せばいいのでしょう。スムーズに転職を進める上でもこれまでの仕事を踏襲出来る同業種の会社である事は大前提として、その先が問題となります。というのも、必ずしも自分にとって通勤のストレスが掛からない範囲内にそれら希望の会社が位置しているとは限らないからです。当然その範囲外であるケースがむしろ多く、その際は始業や終業の時間帯や稼働時間、残業の傾向等を求人情報や面接から正確に掴む必要があります。

その際に候補として覚えておくといいのが、フレックスタイム制度を導入している会社です。昼休み前後数時間のコアタイムを除けば自身の都合により自由に始業時間や就業時間を設定出来ます。当然自宅から遠く離れた社員にとって大変都合の良いシステムだといえます。現在フレックスタイム制度を導入している会社は地方でこそまだ少ないものの、大都市圏であればそう珍しい存在でも無く、求める職種によっては狙い目になっています。