転職を考える時、その会社にフレックスタイムが導入されているかどうかは結構大きなポイントかもしれません。特に共働きで子供がいる、などという家庭の事情がある場合フレックスタイムを導入している会社ならば、子供の保育園の送り迎えなどの問題も起こりにくいですし、第一通勤ラッシュを避けられるだけでもストレスが軽減されます。
役所に出向かなければならないような用事も、出勤前、或いは退社後に寄ることによって有給を取らなくても済みます。このように転職先がフレックスタイムだったら、特に兼業主婦にとってはありがたいことです。でも、フレックスタイムは便利な部分はありますが、気をつけなければならない点もあることを覚えておきましょう。
例えば社内では「コアタイム」が設けられていて、例えば10時から15時ならば社員が揃っているので、ミーティングはその時間内にしようというように対応できますが、取引先はどうでしょうか。必ずしも自分の都合の良い時間に先方も都合が良いというようにうまくいくとは限らないので、取引先の状況の確認が常に必要になります。
また、自分の退社後に緊急の電話がかかってくるということがないとも限りません。それから、フレックスタイムのように時間に自由が利くということは、自分で自分をきちんと管理しなければならないということです。自分で仕事のスケジュールを立てて効率よく仕事をこなさなければならず、ある意味自分に厳しくなければならないのも事実です。
臨機応変な自己管理に自信があるという人は、フレックスタイムを上手に使いこなすことができるでしょう。